プロパティについて知る

 コンピュータの世界においては、プロパティ(property)という言葉を耳にする。英語本来の意味では、ものの「特性・特質・属性・所有物・財産」などの意味が挙げられるが、highdy は皆様に「概要」又は「概要情報」という意味合いで覚えておくように言っている。

パソコンを使っていると、あらゆる場面でこの言葉が出てくる。

 CPU 2.4GHz、メモリ 8GB、総合的能力 4.7など、すぐに把握できる
 CPU 2.4GHz、メモリ 8GB、総合的能力 4.7など、すぐに把握できる

 右の画像は、highdy のパソコンの中の1台のプロパティであるが、少しコンピュータの知識のある方ならどの程度に良いかすぐに判断できるだろう。

一般に総合力5が最高であるからレベル 4.7 ではかなりのものになる。CPUのクロックをもっと上げれば、限界への挑戦も可能である。

パソコン本体の(システム)プロパティは、その性能を調べるものと思えばよい。

 

 最新の Windows 10(2016年2月 Version 1151)のシステムのプロパティの調べ方は、新しくなり少し変わった。

スタートボタン → 設定 → システム → バージョン情報 と辿ると

表示される。

 プロパティを知ることは非常に大切なことで、人間社会の中で個人の性質を知ることに類似する。気難しい人に対する言葉使いや態度一つで、怒られたり付き合いできなくなってしまうことさえある。

パソコンの得意でない方の特質に、プロパティをうまく活用することができない、即ちプロパティを知ろうとしないことが挙げられる。言い換えれば、パソコンの特徴、フォルダやファイルの情報や特徴を知らないまま扱おうとする。しかも将来のことを考えず…、そして情報漏れの失敗をしたり、パソコンを壊したり…。

 

 

 

プロパティはいろんな場面で活用されるが、以下にその一部を紹介する。

 

① スタートボタンを右クリックし、「プロパティ」を選択する  

  と、タスクバーと「スタートメニュー」のプロパティを見ることが

  でき、各種設定ができる。

② スタートボタンをクリック、「コンピューター」を右クリック

  すると、コンピュータの基本的な情報を知ることができ、メーカー、

  OS(Operation Soft)の種類、バージョン、CPUの能力、メモリ容量

  などから、そのパソコンの総合力や特長を知ることができる。

③ フォルダやファイルの上で右クリックし、「プロパティ」を選択する

  と、そのフォルダやファイルの種類、サイズ、作成日、著作権情報、

  セキュリティ設定情報など、実に多くのことが判る。

  画像ファイルなどでは Exif ファイルにより、撮影場所・日時・使用

  機材や露出やシャッター速度、フラッシュの使用状況、画像を取り込ん

  だソフト情報なども知ることができる場合もある。

  Excel や Word のファイルの場合はプロパティを調べることにより、他

  人の著作物を自分が作成したように装っても、その嘘がバレてしまう

  こともあるか注意を要する。