パソコンが固まったら?

              タスクマネージャーで操作を試みる

 何かのはずみでパソコンが固まる(フリーズ)することがある。

「固まる」とは、マウスポイントは動くがクリックやキーボードの操作を受け付けない状態を意味する。

こんな時にどうする? 初心者は判らないから、「天下の宝刀」として電源スイッチの(4秒以上の)長押しを「何とかのひとつ覚え」で多用する。

これは最悪のパターン最後の手段である。

悲しいのは、非常時の緊急対策法としてこれが最善と考えている方がいること。もっと悪いのはそれ(スイッチの長押し)も知らないで、いきなり電源コードを引っこ抜く人までいる。

折角何10分も苦労して作業したのに、データを失う結果となるであろう。Word や Excel ならある程度の救済措置はある。それも自動バックアップしない設定にしていると被害は大きい。自動バックアップをしていないと、CAD(コンピュータによる設計製図)などでは、うっかりすると数時間の苦労が水の泡になることもある。

固まるには、それなりの理由がある
PCの能力不足と操作の方法が80%以上である。自分のPCの総合的な能力やメモリー不足を知らないで、無理に複数の作業をしようとするからである。そのうち最も多いのが、クリックしたつもりなのに画面が変わらないので、しっかりクリックしていなかったかな?と思って二重押ししてしまうケースである。 キーボードも同様。

その時、HDDのアクセスランプを見て欲しい。点灯しっぱなしになっている筈だ。ランプは必要だから付けてあるもの、活用しなければ意味がない。

その時は、一瞬固まったかな?と思った時は、10~20秒待ってみる。それでも、画面が変わらなければ、正しく操作していなかったことも考えられるので、もう一度同じ操作をしてみる。そして今度は20~30秒待つ。それでも動かない場合は次の操作に移る。

 タスクバーを右クリックすると・・・  
 タスクバーを右クリックすると・・・  

タスクマネージャーの起動・操作

画面下のタスクバーを起動すると、右図のような画面が開く。

そこで「タスクマネージャー」をクリックすると、「windows タスクマネージャー」が開く。(下図参照)その中のタブで「アプリケーション」を選択すると、現在起動しているアプリがすべて表示される。その中に「応答なし」のものがある筈でそれが原因となっている。

それを選択(クリック)→「タスクの終了」を押してその画面を閉じる。もちろん、途中で終了したアプリの作成データはすべて失われるが、上記したように Excel や Word など一部アプリでは、かなりの確率で直前までのデータが回復できる。

(タスクマネージャーの使い方がよく判らない方は、そのまま10~20分PCを放置しておく。7~8割以上は自然に動くようになっていることが多い殆どの場合、固まったように見えてもCPUは必死に作業をしている。あなたの誤った2重命令などにより余分なタスクをさせられ、汗だくになっている状態なのである。)そのような状態であるか否かを判断するツールのが、タスマネージャーの「パフォーマンスタブである。

一応この状態でPCは操作できるようになるので、他の全てのアプリのデータを安全に保存して終了する。その後念のためPCを再起動すればOK。

誤操作はなかったのに…何故?

それはPCの能力に問題がある。→「PCの能力を判断する目安