PDFファイルは加工もできる

 PDFファイルだから何もできないと思っている方が実に多い。

もちろん設計図のようなCADデータの場合、元のデータまで操作することはできない。しかし、世の中には、PDFファイルから Word や Excel に変換したりすることのできるソフトだってある。

そこまでやらなくてもフリーソフトで図形を描き込んだり、吹き出しにコメントを書き込んだり、蛍光ペンで注意部分をハイライトしたりと多彩な変更を加えることができる。

さらに、このHPで取り上げたソフトに限らず、他の無料作成ソフトを使えば、いろんな機能をもったものを選択できる。以下に挙げたURLのものは僅かな一例に過ぎないが、少し語学ができれば海外にも沢山の優秀なフリーソフトがあるので試用し、気に入ったら本格的に採用(使用)することにしてもよい。

 

http://freesoft-100.com/pasokon/pdf_editor.html

 

書き込み編集ができる

 下の画像は PDF-Viewer による書き込みの例であるが、書き切れない程のいろんな機能を持っている。サンプルなので沢山落書きをしてみたが、透かし機能や、ご覧のような各種スタンプ判まで用意されている。

他の画像処理ソフト(例えば、JTrim)などと組み合わせて加工すれば、見た目は思いのままに変更できる。Adove Reader(無料) で読んで範囲指定(必要部分をドラッグ)して右クリックすれば、文字もテキストとしてクリップボードに入れられる。

それを Word などで編集して張り込めば、文章でさえも書き換え可能になる。もちろん画像だって自由自在に貼り替えが可能。

 

  Tracker Software の PDF-Viwer による書き込みの例 かなり多彩な書き込み機能をもつ
 Tracker Software の PDF-Viwer による書き込みの例 かなり多彩な書き込み機能をもつ

逆変換だってできる

 以下に示すURLにアクセスすると、「UniPDF-Converter」というフリーソフトがあり逆変換もできる。変換できる内容に制限はあるが、無料だから嬉しい。インストールする場合は英語だが、少しインストールに慣れた方ならほぼ直感的にできるだろう。

起動時は英語のままだが最初の画面の上部に [Settings] というタブがあり、それをクリックして「Language」の部分で「日本語」を選択すれば、以降日本語対応で使える優れものである。

 

     http://unipdf-converter.en.softonic.com/

 

 このソフトでは PDF ファイルを一瞬にして、Word(拡張子は rtf や doc なので Vista、7、8、10でも読める)、Jpg など各種の画像ファイルや

HTML(サイト作成用言語の一種)、テキスト(文字ファイルのこと:文書の一種)に逆変換してくれる。

以下にテスト用に当教室の「授業方式について」の PDF ファイルをアップしておくので試してみるといいだろう。上に示したファイル(PDF 変換前、当然書き込み前)の状態に画像を含めてほぼ完璧に戻してくれる。

 

逆変換テスト用PDFファイル
「rtf」に逆変換でき、画像もそのままである。
授業方式について.pdf
PDFファイル 77.1 KB