パソコンの電源管理

電源管理って?

 そんなことまでも…と思われるかも知れないが、大切なことなので多少は知識を持っておいてもいいだろう。

一般的にパソコンはデスクトップタイプもノートタイプも家庭用電源で使用する。注意は雷である。雷がピカッと光ってから音がするまで3秒以下のとき、近くに高いものがあると落雷の危険性がかなり高い。ゴルフ場のような場所では、ゴルフクラブや傘だって落雷した例がある。

そんな時はデスクトップタイプは素早くシャットダウンして電源コードを抜く。ノートタイプは電源コードをバッテリーに切り替える。もちろん、バッテリーの弱ったPCの場合は、デスクトップ並みの扱いである。

中学校習われたように、音速は15℃、1気圧(1013hPアa)で概ね340m/s

 

つまり、時速では1200km以上もの速さだから3秒だと1000m近くまで雷が来ている。

         Photo : by きなこもち さん
         Photo : by きなこもち さん

怖いのはサージ電圧

 雷のサージ電圧にもいろいろで、直撃雷侵入雷誘導雷がある。直撃雷は正に天災で防ぎようがなく、被害も大きい。

侵入雷は不運な交通事故並みかな?侵入雷があってもヒーターやモーター類の機器が壊れることは案外少ない。

 弱そうにみえて困るのは誘導雷最近は一般家電にIC(集積回路)などを使用した弱電機器が多いことだ。パソコンやテレビ、電話などはその典型的なものと言える。中でも電話の被害は多く、重要な通信手段だから各社の対策も大変なようだ。

雷のサージ電圧は、一瞬にして3000~5000Vの誘導電圧が発生する。家庭などのブレーカに対策がない場合、例え電流が小さくても高電圧に弱いICには大きな打撃になる。梅雨時に長期に留守にする場合は、コンセントから外せるものは外しておいたり、サージ対策コンセントを介して機器を接続しておくのがよい。埼玉も雷の多い群馬に近いので highdy もPCは対策をしていたから無事であったが、LANの端末がコンセントに直差しであったために壊されたことがある。幸いにもリース品であったので、無償で交換していただいた。
落雷の判りやすい知識は、こちらが参考になるかも知れない。

バッテリーを長持ちさせる

 さて、ノート型パソコンの場合、電源に繋ぎっぱなしで使っている方多いようだが、これはダメ! バッテリーも連続して化学反応を強制的にさせられているのだからたまったものではない。普通に使えば、5、6年はもつ筈の寿命が数年で劣化する。即ち、公称使用時間3~4時間であっても、8時間であっても、僅か1、2年で30分や1時間になってしまうだろう。試しにご自分のPCでテストされてみるといい。

 バッテリーにもリチウムイオン電池ニッケル水素電池など種類によって特性があるが、できるだけ充電回数を減らすことである。

つまり、理想的な使い方としては、100% → 0%近く(警告が出るまで)使い、100%まで充電 というのがよい。

100% → 50%まで使って充電、0% → 50%まで充電して使用などは好ましくない。

最も悪いのは80%まで充電して50%使用のような短期の充放電の繰り返しは、バッテリ寿命を極めて短くする。

 

 あまり、神経質になることはないが、月に最低1回以上は、警告が出るまでバッテリーのみで作業をするように心掛けた方が長持ちする。

リチウムイオン電池などは、以前のニッカド電池のように継ぎ足し受電による性能低下(メモリー効果)はないものの、充電回数が多いのは良くない。

また、すべての電池に言えることだが、過放電は早く劣化させる。また、長期に使用しない場合、100%充電ではなく70~80%充電で放置する方がベターである。もちろん、お出かけ前のビデオやカメラは100%充電にしておくのは言うまでもない。

 

 時計が狂うのは…

長年使っているPCの時計が狂うのは、多くの場合内臓のボタン電池の劣化である。普通は電源で充電されながら使っているので、5、6年(PCの寿命)以上は問題なく使える。こちらは交換しても安いが、ノート型のPC用バッテリーの場合は10,000円前後もするから大切に使いたい。highdy はパソコン台数も多いが、既に3個も購入している。