自分専用の印判を作る

　公用私用を問わず、手書きサインよりも印判の方がいいこともある。

それも、どちらかと言えば本格的捺印というものでなく、形式的に押印というレベルながら実用的なもの。なんだか表現が微妙であるが、角印も工夫次第いろいろ作成できる。

要は対外的な公印でない場合に押す実用印と言ってもよい。

　ちょっと、パソコンで Excel や Word で文章をつくり、社内に配布する程度のものなら十分役に立つフリー(無料）ソフトによる印判を紹介しよう。

この手のものはＰＣが一般に急速に普及し始めた数十年前から既に類似のものがあり、現役時代に使用していた。ＰＣに慣れない人々からは、特殊な技術と思われていた。色も形も本物と間違う程にできていることもある。ただ、枠がソフトにより本物と違って、きれいでない場合もある。それに色が必要な場合は当時はまだかなり高いカラーコピーを使うため、一部では顰蹙（ひんしゅく）を買うこともある。もちろん、モノクロ印刷なら全く問題はないだろう。

　先ずブラウザの検索窓にいきなり（文字があってもそのまま）クリックし、「Clipstamp」と入力して[Enter]キーを打ち、フリーソフトのダウンロードサイト「Vector」又は「窓の杜」のいずれでもいいからこのソフトをデスクトップにダウンロードする。(写真左上）

①　Zip ファイルなので、ファイル上で右クリック 　 　→ 「すべて展開」を選択すると、同写真下のよ

　　うに展開されたフォルダができる。

②　その中の「setup.exe」（左下写真）を実行すれ

　　ば、「ユーザーアカウント制御」画面が開き「は

　　い」と承認すれば、インストールが始まり、イン

ストールするディレクトリを尋ねられる（右下写真）ので指定する。できれば、通常はシステムの入っていないドライブにインストールすることが好ましい。その際は適当なフォルダを作成しておく。インストールに簡単な環境設定条件を聞いてくるので、自分の好みで選択すればいい。